かれこれ30年以上も鉄道写真を撮っていると、その数も膨大なものになります。
その昔手にした初心者向け鉄道写真入門書には、「鉄道写真を愛するきみ、どうかこの趣味を
これからも続けてください。いくつになっても...」というくだりがありました。
その時は、ああそんなものか、という位にしか思っていませんでしたが、まさかこんな歳(笑)
になるまで続けているとは思いませんでした。
振り返ってみると、撮り始めた1980年前半は、圧倒的にネガでの撮影が中心でしたので、今原版
からスキャンするとかなり退色が進行してしまっています。1990年代以降は、リバーサルでの撮影
に完全にシフトしました。リバーサルはコマ毎に管理していますので、何本撮ったのかわかりません
が、フイルム時代だけでも、1,000本以上は撮影しているはずです。
2009年以降は、デジタルに完全移行し、コマ数だけは飛躍的に多くなりましたが、ほとんど連写
によるものです。デジタルになり、根本的に写真の撮り方が変わってしまいました。
撮影した写真の整理は、初期の頃は、「フエルアルバム」にL版のプリントを撮影順に貼り付けて
いましたが、数が増えてくるにつれ、ずいぶん場所をとるようになってきました。
その後も、写真は増え続け、整理・分類が追いつかない状況となり、L版は、このようにハクバの
レポートアルバムに車両形式別にアルバムを作っていくことにしました。
そして、気に入ったものは、2L版に焼き、こちらも車両形式別に整理。
最近は、家庭用のプリンターも驚くほど性能がよくなったのでもっぱらA4版にプリントです。
これは見ごたえがあります。
共通していえるのは、すべて「バインダー式」にしておりますので、同じテーマの写真が増えても
自由にページを増やせるようにしていることです。これでいくら増えても、「EH500 vol.2」といった
ようにバインダーを増やし、背にタイトルを貼れば、整理されたコレクションが増えていくわけです。
デジタルの世界では、撮影後PC上の画面だけで楽しむ方も多いようですが、長く写真に携わる者から
すればやはり写真は紙に焼いてこそ写真だと思うのです。(厳密には「焼く」という表現は正しくありませんが...)
家庭内で綺麗に、しかも簡単にプリントができるようになったのはいいのですが、とにかくインクがすぐ
なくなるのが難点です。プリンター本体は安いのに、インク代がバカにならない。キヤノンはインク代で
ぼろ儲けしているんでしょうね。ある意味したたかなビジネスモデルだと感心してしまいます。
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- 2012/12/18(火) 23:36:18|
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