現在未着工の北陸新幹線の敦賀以西のルートについては、米原で
東海道新幹線につなぐ「米原ルート」と、小浜から南下し京都に
つなぐ「小浜・京都ルート」、そして小浜と舞鶴を経由する「舞鶴
ルート」の3つのルートが検討されています。
どのルートでも一長一短がありますが、個人的には、「米原ルート」
が一番手っ取り早く、費用対効果も大きいのではないかと思って
いました。
しかし輸送量が逼迫している東海道新幹線の米原-新大阪間に乗り
入れるのは困難で、米原での乗り換えを余儀なくされるのでは、
時短効果もあまりない...。
乗り換え1回になるのなら、湖西線で160km/h運転を行えば現在の
「サンダーバード」利用でも大差はありません。
小浜を経由するのは原発が絡んだせいもあるでしょうが、建設に
莫大な資金が必要です。また、京都で東海道新幹線に接続したと
しても、京都-新大阪間を複々線化しなければ、直通列車を走ら
せるのは困難でしょう。
中央リニアが大阪まで延びるのは、2045年ごろ。京都を通るか
どうかもまだ不透明。
これから先の人口減と高齢化へと向かう日本で、長崎新幹線と同様、
そもそもこの新幹線は必要なのか?
敦賀までは着工していますので仕方がないですが、湖西線を高速化
させ、北陸新幹線とリレーさせることで十分ではないかと思って
しまいます。
湖西線/和邇-小野 2009.09.20.
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