GWまっ只中ですが、諸般の事情で今年は概ね自宅でゆっくりする
ことに...。
撮影も今週末までは出る予定がありませんので、本棚から、昔の本を
引っ張り出してきました。
「十年後」。
1992年刊行なので、10年どころか、24年も経っていますが...(笑)
この本の紹介(データベース)では...
「現代の最新技術をもってしても、天気予報を100%当てるのは不可能
であるのに、未来を予測するには人間模様が加わり、複雑である。
この不透明な迷雲にレーダーを当てるがごとく明日の姿を探索する。」
と、あります。
半分懐かしくも、読み進めてみると、「金・人・物は、さらに首都圏
に集中する」「テレビは7、8ミリの超薄型になる」「原子力発電所は
もう増えない」など、的中した予測もあれば、「中央リニアは2010年
ごろ全通する」「20年後、沖縄は独立運動に沸く」といった記事も
あり、まさに目まぐるしく移り変わる世の中の10年後を予測すること
がいかに難しい事かがよくわかります。
その中に、「JR貨物が超優良企業になる」という項目がありました。
日本では、工場などの生産性に関しては一流だが、こと物流に関しての
インフラは三流国で、道路事情の悪さ、工場の地方移転、運転手不足
などの要因が絡むという構造的な問題が発生し、道路輸送は逼迫。
JR貨物は、こうした環境の中、鉄道輸送の復権の波に乗り、コンテナ
列車は40両編成となり、機関車の新型投入も活発化、各駅での貨物取扱
にはロボットが導入され物流管理コンピューターが稼働して、輸送能力
は倍増する。かくしてJR貨物は超優良企業へと変貌する...。
と、いうもの。
モーダルシフトを積極的に促進している同社にとってみれば、当たらず
といえども遠からずといったところでしょうか。
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- 2016/05/04(水) 23:59:00|
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