メインの撮影機材をデジタルに移行させてから、もう5年以上が経ち
ますが、カット数からすれば、以前の銀塩時代のそれをはるかに上
まわる数を撮影していると思います。言うまでもなく、使えない
画像も山のようにあるわけですが...(笑)
フィルムで撮影していた頃は、原版一発勝負が基本でしたので、傾き
補正やトリミングは邪道であると、勝手に信じ切っていたフシがあり、
今思い返してみるとなんと頑固な、と笑ってしまいます。
デジタルで撮影したものは、PCの画面やタブレット等で鑑賞する分
には問題なくても、気に入ったカットをプリントして楽しむ場合、
L版やA4版だと、左右がカットされるため、少し構図に余裕がないと、
でき上がりはカツカツとなってしまいます。
現在使用しているカメラのイメージセンサーのサイズは、24mm X 36mm
で、縦横の比率は、2:3です。
一方、A4版にプリントする場合ですが、用紙は、210mm × 297mm。
比率は、およそ1:1.4。すなわち、2:2.8。
(ちょっと調べてみましたら、厳密には、1:√1とのこと...)
と、言うことは、長辺の6.67%がカットされてしまうと言うことです。
実例をあげてみましょう。
原版です。一応、先頭から最後尾までフレームに入っています。
これを、A4にプリントすると、このようになります。
先頭はカツカツ、最後尾は入りきれていません。
このようになることを想定すると、ファインダーを覗いた時に、約7%
の余裕を考えなければなりません。
よく、ファインダー視野率100%云々がスペックとして優れているとか
言われますが、このような現実を鑑みると、あまり意味をなさない
ような気もします。
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- 2014/10/24(金) 18:05:00|
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