昔のカメラの話が出たところで、思い出の本を1冊。
諸河 久 氏の「鉄道写真の撮り方」。
初版昭和55年8月となっていますので、中学生の頃購入しています。
鉄道写真といえば、巨匠・広田尚敬先生の右に出る者はいない、と信じ
こんでいた時期でしたが、鉄道写真の基本のおさえとなる「列車写真」
の撮り方については、この本は良き教科書となりました。
このように、当時の国鉄型特急列車が口絵を飾っています。
当時は、自分もこんな綺麗な写真が撮れるのだろうか? などと思った
ものでした。
パラパラとページをめくると、撮影マナーについての記述が。
京阪100年号事故(知っている方は年齢がバレます・笑)の悲劇がまだ
記憶にあたらしい頃でしたが、昨今の撮影マナーも一向に向上しない
ところを見ると、当時から何十年経っても、鉄道趣味はまだまだ成熟
しきれていないということでしょう。
そして、こんなコーナーも。
年少者向けの本に、当時のプロ仕様機、F-1に望遠ズーム、リモート
コントローラーに、モードラを装着した写真。
これだけ揃えないとマトモな鉄道写真は撮れないのか、と誤解を招く部分
もあり、実際、当時の友人と「こんなの中高生じゃ買えないよな」とか
「この著者、キヤノンから金貰ってるよな」などと言っておりました(笑)
今となってはいろんな意味で懐かしい本です。
- 関連記事
-
スポンサーサイト
- 2013/11/19(火) 00:39:06|
- 鉄道写真 参考書籍
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0