長々とレンズを紹介してきましたが、最後にズームを2本。
★ Canon EF24-70mm F2.8L USM
広角24mmから、中望遠70mmまでをカバーするズームです。
現在は、Ⅱ型が出ていますので、これは旧型となりますが、個人的には
新型の存在は全く気にならないほど、出てくる絵には満足しています。
昔は、ズームといえば、タル型収差や糸巻型収差が顕著で、しかも暗く、
性能的にも単焦点とは差があったものですが、時代は変わりました。
キットレンズに比べ、大きくて重たいのが難点ですが、画質を優先すると
このようになるのでしょう。
作例:EOS 5D MarkⅢ + EF24-70mm F2.8L USM 1/2000 f4.5 ISO400
日豊本線/中山香-杵築 2014.01.03.
★ Canon EF70-200mm F2.8L IS Ⅱ USM
Canon の自信作であり、鉄道写真撮影最強のレンズといわれるだけあって、
撮影地でもよく見かけるおなじみのレンズです。現在のところ、使用頻度
No.1、メイン機の 5D Mark Ⅲに、ほぼ付けっ放しです。
実は、デジタルに移行した当初、このレンズが欲しかったのですが、
マウントの変更(PENTAX → Canon)を行ったため、Canonの機材はゼロ
から揃えていく必要があり、このレンズは値が張るため、いきなりは買え
ない状況でした。
単焦点が何本もあるのは、予算の関係で、買えるものから少しずつ買い
揃えていったからに他なりません。
ひと昔前は、有名撮影地でも結構スペースはあり、撮りたいレンズの焦点
距離に応じて立ち位置は変えられましたが、最近はフェンスができたり、
立入禁止の場所が増え、ネタものが走る時は1人だけ皆さんの前に出るわけ
にもいかず、ますますズームの出番が増える傾向にあります。
AFの精度が上がり、テレ側からワイド側にズーミングしながら何カットも
撮影するという芸当が簡単にできるのもズームのメリットです。
荷物を少なくしたい時は、この2本のズームと、エクステ 1.4X だけで
出かけています。
作例:EOS 5D MarkⅢ + EF70-200mm F2.8L IS Ⅱ USM 1/60 f22 ISO200
鹿児島本線/原田-天拝山 2014.01.02.
- 2014/10/10(金) 18:05:00|
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撮影機材・望遠レンズ編です。
★ Canon EF200mm F2.8L ⅡUSM
200mmです。「ニーニッパ」とも呼ばれるこのレンズ、昨日紹介した
135mmと兄弟のようなレンズで、外観も描写もよく似ています。
APS-Cでは、320mm相当となり、「サンニッパもどき」としても活躍
してきたレンズです。
アウトカーブ、ストレート、俯瞰、流し撮りとあらゆるシーンで
オールマイティに使えるこのレンズ、後述する70-200mmの白ズーム
を購入後も、シチュエーションによっては、黒くて目立たないほうが
いい場合もあり、結構出番はあるのです。
作例:EOS 5D MarkⅢ + EF200mm F2.8L Ⅱ USM 1/1000 f5.6 ISO200
日豊本線/日出-大神 2013.08.17.
★ Canon EF300mm F2.8L IS Ⅱ USM
最近、ついに買ってしまった「サンニッパ」です。
おそらく、趣味で買ったものでは、我が人生で一番高い買い物かと(笑)
ずいぶん迷いましたが、何年後かに買おうと思っても、その時に買えるとは
限りませんし、明日の運命などわからない。買える時に買っておこうという
結論に至りました。
まあ、35年以上もこの趣味をやっているんだし、「趣味なら本気で」
1本ぐらいこんなのを持っていてもいいでしょう。
性能云々はあちこちでレビューされているので今さらという気もしますが、
写りのキレのよさは別次元で、重さ・大きさという難点を忘れさせてしまう
ほどの威力があります。
これから、じっくり使い込んでいきたいです。
作例:EOS 5D MarkⅢ + EF300mm F2.8L IS Ⅱ USM 1/1000 f5.6 ISO200
鹿児島本線/天拝山-原田 2014.10.04.
★ Canon Extender EF 1.4X Ⅲ
これは、レンズの焦点距離を1.4倍にする魔法のレンズ(笑)。
サンニッパにかませると、このようになります。
420mm F4レンズのできあがり。
こんなのを持って街中をウロウロしていたら、通報されるかも(爆)。
APS-Cで使用すれば、672mm相当。どんな絵となるのか、近いうちに
試してみます。
作例:EOS 5D MarkⅢ + EF300mm F2.8L IS Ⅱ USM +Extender EF 1.4X Ⅲ
1/1000 f5.6 ISO200
東海道本線/長岡京-山崎 2014.09.12.
こりゃ、もうやめられません(笑)
- 2014/10/09(木) 18:05:00|
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撮影機材・中望遠レンズ編です。
★ Canon EF85mm F1.8 USM
85mmという焦点距離は、古くからポートレート用の定番として
親しまれていますが、鉄道写真でも列車写真に最適ということで、
実に使用頻度の高いレンズです。
銀塩時代は、SMC PENTAX-A ★ 85mm F1.4 を使用していたので、
同じ明るさのレンズが欲しいと思っていたら、Canon からは、この
F1.8 と バカ高い F1.2 Lしか出ておらず、こちらの安い方を買い
ました。
昔は、撮影地で「パーゴ」とも呼ばれていましたが、最近は主役の
座はズームに奪われたのか、ほとんど聞かれなくなりました。
このレンズ、APS-Cでは、136mm相当となり、35mm版でいえば、
夢の136(5)mm F1.8として機能(笑)、重宝したものです
明るくて小型軽量なのもポイントです。
作例:EOS 5D Mark� + EF85mm F1.8 USM 1/1000 f5.6 ISO200
大村線/南風崎-小串郷 2013.03.30.
★ Canon EF135mm F2L USM
135mmですが、ここでは「中望遠」として扱います。
望遠レンズ入門として最適といわれる135mmですが、確かに手頃で
あり、鉄道写真でも構図がとりやすい焦点距離です。
描写性能は、さすがLレンズだけあって、キレも、ボケも申し分
なく、F2という明るさもあいまって、荷物が多くなろうとも
持ち出したい1本です。
作例:EOS 5D Mark� + EF135mm F2L USM 1/1000 f5.6 ISO200
長崎本線/多良-肥前大浦 2013.09.28.
- 2014/10/08(水) 18:05:00|
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撮影機材・広角~標準レンズ編です。
各レンズで撮影した作例(一部再掲載となります)もまじえ、紹介
していきます。
★ Canon EF28mm F1.8 USM
EOS 50D を買う時にすすめられたキットレンズは買わずに、こちらを
購入(笑)。APS-Cフォーマットでは、35mm換算で44.8mm相当なので
標準レンズがわりでした。
このレンズはとにかく明るくて軽いのが特徴で、設計が古いとはいえ
周辺減光もよく補正されています。
作例:EOS 5D Mark� + EF28mm F1.8 USM 1/2000 f4.5 ISO400
鹿児島本線/天拝山-原田 2014.10.04.
★ Canon EF50mm F1.4 USM
こちらは、正真正銘の50mm標準。
「標準にはじまり、標準に終わる」といわれるほど、永遠不滅の王道
を行くレンズといえ、設計に無理がなく、今後も末長く使うことになる
レンズだと思います。
APS-Cでは、80mm相当となり、銀塩時代に、長く親しんだ85mmに近い
画角だったこともあり、50D 導入当初はかなり多用しました。
作例:EOS 5D Mark� + EF50mm F1.4 USM 1/1000 f4 ISO200
肥薩線/瀬戸石-鎌瀬 2014.03.09.
- 2014/10/07(火) 18:05:00|
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小学生高学年、1970年代末からコンパクトカメラで撮りはじめた鉄道
写真ですが、中学時代は、親父の PENTAX SV を借りて撮影、高校へ
進学の頃は、郵便配達のアルバイトで資金を貯め、はじめて自分の
カメラを所持するに至りました。
PENTAX ME-super というカメラでしたが、当時としてはプロ機以外では
珍しく1/2000のシャッターを搭載、プッシュボタン式の操作系も斬新
でした。
その後、同じく PENTAX MX、LXと買い揃え、レンズも35mm、50mm、
85mm、100mm、135mm、200mm、300mm、35-70mm、80-200mm、
X2のリアコンバーターと、10本体制で長い期間、撮影してきました。
以前、「かってのメイン機たち」という記事を掲載しておりますので、
若干内容は被りますが、
↓ ↓ ↓
2009年3月、ちょうど「富士・はやぶさ」が終焉の頃、メインシステムを
銀塩からデジタルへ全面移行。
PENTAX のレンズが揃っているので、デジタルも PENTAX にするつもり
でしたが、候補となった K20D は、連写機能などスペック的に物足りず、
メーカーとして将来フルサイズ対応への取り組みもみえなかったことから
見切りをつけました。
そして、Nikon D300にするか、Canon EOS 50D (当時はまだ 7D は発売前
でした)にするかで、ずいぶんと悩みましたが、予算面で若干足りなかった
のと、最終的には自分の手に持った感じがなじんだ Canon にすることに...。
現在、デジタル機も2台体制なのですが、まずはメイン機から。
★ Canon EOS 5D MarkⅢ + BG-E11
デジタル機では2台目にして、現在のメイン機です。多くの方がレビュー
されているように、もはや失敗をカメラのせいにできないほど様々な撮影
シーンを想定されて作りこまれており、購入後1年半になりますが、まだ
まだ使いきれていない機能も多数あります。「使いこむ」喜びを感じる
ことができるカメラではないかと思っています。
バッテリーグリップは、最近購入しましたが、ライブビューを多用するため
十分な容量が確保できることもさることながら、シャッターボタンをはじめ、
ボディ側で行う主な操作が縦位置でもできるという点が大きなポイントで
重たくなりそうだと躊躇しましたが、装着してみるとあまり重さを感じる
ことなく、逆に安定感を感じています。実際、現場で使ってみると便利さが
実感できます。
★ Canon EOS 50D
デジタルでは、最初に購入したボディです。このカメラも鉄道写真を撮るに
あたり機能的には不満はなかったのですが、購入して5年、カット数もおそ
らく5万近くはいってるはずで、最近ついにエラー表示が出て、シャッター
ユニットを交換したところです。
ストラップも、重いレンズを装着して振り回したからか(笑)、ほつれが
出だしたので交換しました。
サブ機としてながら、まだまだ第一線で活躍してもらわねばなりません。
これがオシャカになったら、7D MarkⅡの導入を検討します。
銀塩メインの頃は、買えば10年以上は使ったものですが、デジタルの場合
すぐに陳腐化してしまい、買い換えサイクルも短いですね。こりゃメーカー
の思う壺です。
次回以降は、レンズ編を。
同じカメラをお使いの方も多いかと思いますので、(そうでない方も)使用
されての感想や、コメントをいただくと嬉しいです。
- 2014/10/06(月) 18:05:00|
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