「名神クロス」で、「雷鳥」、「日本海」などを撮影の後、草津線へ移動して、「あすか」で
運転される臨時列車、「草津線全通120周年記念号」の撮影に向かいました。
「あすか」は、2月6日にも、山陽本線と山口線で撮影しましたが、DJ誌によればちょうど20日
に草津線に入線するという情報。
この「あすか」、先日の関西本線入線時に、撮影者が線路内に立ち入り、大問題となったことは
皆さんご承知の通りです。
何となく、嫌な予感がしましたが、せっかく関西まで来たのだから、ということで出向きました。
撮影場所は、私もナポレオン師匠も草津線での撮影は初めてということもあり、ロケハンしながら
決めるつもりでしたが、結局撮影者が多数集まった甲賀-油日間の開けた区間で撮影することに。
小さな踏切近くの小道で、列車の通過を待ちます。100人はいたでしょうか。
列車を待つ間、先日の件もあってか、JRの職員の方や、滋賀県警のパトカーも巡回するなど、
警戒体制が敷かれていました。
そんな中でも、線路を横断する者や、罵声、怒号が飛びかう中、列車の通過を待っていましたが、
同じ趣味人として情けないやら、悲しいやら、同じ「あすか」でも、先日の山口線の平和な雰囲気
とは打って変って殺伐な雰囲気でした。
写真は、あえて警戒中のJR職員をフレームに入れております。
ある意味、自虐的ではありますが、この時期こんなことがあって社会問題になったという事実を記録
しておくのも意味のあることだと感じています。
後で、この返しの「あすか」がまたしても撮影者によって止められるという事態が発生し、新聞にも
「コラ鉄!ええかげんにせえ」という関西弁の見出しで翌日の社会面の記事にもなっていました。
これ以上、こんなことが続くと、今後のイベント列車の運転計画にも影響を及ぼしそうで、もはや、
彼らは、「鉄道ファン」、「鉄道マニア」や「鉄道オタク」ではなく「犯罪者」です。
撮影者のモラルとマナーの向上については、デジカメの普及とともに撮影者が爆発的に増加している
背景もあり、相互啓発を推進していく必要が大いにある時期にきているといえます。自分達で自分達
の首を締めないためにも。そして、これからも鉄道をずっとずっと撮影していくためにも。
草津線 甲賀-油日 2010.02.20.
【撮影地付近】
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- 2010/02/24(水) 01:19:36|
- 草津線・名松線
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