キハ82を蔵出しするたびに書いていますが、この車両は幼き頃
からの思い出が詰まった車両。
1973年7月、新幹線博多開業前の京都-長崎・佐世保間を走って
いた「かもめ」に乗車したのが、我が鉄道趣味の原点。
1975年8月には、母親に連れられて、初めて渡道の際、「おおぞら」
「北斗」に乗車。
本格的に鉄道写真を撮るようになってからも、大阪駅で「まつかぜ」
「はまかぜ」、京都駅で「あさしお」を見かけるたびに、ある種の
郷愁を感じたものでした。
そして1980年代は、この「ひだ」と、「南紀」の撮影に熱中。
この優雅なスタイルには、まさに鉄路のクィーンと呼ぶにふさわしい
もの。
無骨なキハ181も好きでしたが、キハ82の魅力には及びませんでした。
高山本線/下呂-焼石 1985.03.24.
- 2016/12/03(土) 23:59:00|
- 高山本線
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昨日の急行「きのくに」に続き、こちらは名鉄から高山本線に乗り
入れていた特急「北アルプス」です。
中途半端なアングルなのは...
この日、キハ82系「ひだ」メインで撮影に出かけ、発車時刻が迫る
帰りの列車に乗るために線路伝いに急いで白川口駅に向かう途中、
やってきた上り「北アルプス」を振り向きざまに撮りました。
今にして思えば、もっと綿密に撮影計画をたてるべきだったと悔や
まれますが、当時はネットもない情報不足の中、高校生がここまで
撮影に来ただけでも、若さゆえの行動だったのかもしれません。
キハ8000系と呼ばれるこの車両、キハ82系とよく似ていますが、
色は、クリーム4号と赤11号で、国鉄急行色の塗色です。
これは、この「北アルプス」が、その前身が急行「たかやま」
(デビュー時は準急)だったこととも無縁ではありません。
詳しいヒストリーは他に譲りますが、この後継車となるキハ8500系
も、2001年の「北アルプス」自体の廃止後、会津鉄道に譲渡されたり、
海を渡りマレーシアへと旅立った車両もあるという、数奇な運命を
たどっています。
高山本線/下油井-白川口 1983.03.
- 2016/10/05(水) 23:59:00|
- 高山本線
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富山市街地を見下ろす呉羽山公園からの俯瞰です。
ここは、北陸本線と高山本線が分岐するところ。
現在は、北陸新幹線の高架橋が、左側にのびる北陸本線に覆い被さるように
建設されており、このあたりの風景は、この撮影当時からはガラリと変わって
います。
初夏の夕暮れ、思い出のカットとなりました。
高山本線/富山-西富山 2008.05.03.
- 2014/01/24(金) 18:05:00|
- 高山本線
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今から31年前の写真になります。
高山本線を行く、特急「ひだ」。当時はキハ82で運転されていました。
原版は、コダックのエクタクローム64(ER)ですが、ほとんど退色して
いません。
同時期に、ネガで撮影したものは、ほとんど使い物にならない位、酷く
退色してしまったのとは対象的です。
既にカメラ2台、1台はネガ、もう1台はリバーサルというスタイルでの
撮影をはじめた頃でしたが、写真はプリントで残すものという固定観念
が強く、ネガの方をメインで撮っておりました。
今にして思えば、逆のスタイルで撮影しておけばよかったと悔やまれます。
高山本線/白川口-下油井 1983.03.
- 2014/01/19(日) 10:05:00|
- 高山本線
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