月刊アサヒカメラの最新号です。
特集は、「SNS時代の肖像権とスナップ」。
鉄道写真でも、人物を入れて撮影することがありますが、頭に入れて
おかなければならないのが、この「肖像権」。
今号では、この「肖像権」と、「スナップ」に関する問題点を様々な
切り口から特集しています。
現場ルポや、座談会など興味深く一読しました。
写真の観点から言えば、ストリートスナップならば正当化されるかも
知れないが、もし見知らぬ人からいきなり撮影されたら普通の人なら
どう思うでしょうか?
基本的に、その「撮られた人」の許可がなければ、その写真は公開
(SNSなどで拡散)はできません。
森山大道氏はインタビューの中で「スナップ写真が規制される世の中
は不幸だ」と述べていますが、実際、撮影者が「時代・世相の記録だ」
と主張したところで、どれだけ理解者がいるでしょうか?
いろいろ考えさせられますが、カメラ雑誌ということもあってか、
どちらかと言えば、このような一般論よりも撮影者の立場寄りの見解が
述べられているようにも感じました。
思えば、駅のホームでも望遠レンズで構えていたりすると、撮影者は
列車を撮影しているつもりでも、ホームに立つ一般客からは、何やら
怪しげなものを撮影しているように見られることもあります。
「片目をつぶってファインダーをのぞき込むと、そこには自分だけの
世界が広がっている。それが芸術的エゴイズムの勘違いを起こさせる。
撮る前にいま一度、両目で外の世界を見てほしい。」
この一文、肝に銘じて行動しなければなりません。
皆様のご意見も頂戴できれば、と思います。
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- 2016/10/27(木) 23:59:00|
- 鉄道写真 参考書籍
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我々、鉄道ファンでも、ことカメラをいじっている以上、写真に
ついての情報収集や、知識の吸収のため、写真専門誌に目を通さ
れている方も多いかと思います。
先月発売されたアサヒカメラ2月号の特集は、「鉄道写真新世紀」。
今回も名だたるプロが執筆しています。
櫻井寛氏の「私がミラーレスカメラを使うわけ」、持田昭俊氏の
「ブルートレイン賛歌」、吉永陽一氏の鉄道空撮「空鉄(そら
てつ)」という世界、米屋こうじ氏「木造駅舎を巡る旅」等など、
どの記事も読み応えたっぷりの内容で、実践的です。
掲載されている写真はやはりプロだけあって、どれも唸るもの
ばかり(当たり前ですね...)で勉強になります。
写真が上手くなる秘訣は、やはり良い作品を数多く見ることに
つきると感じさせられます。
鉄道写真に関する特集以外でも、風景写真家による雪景色の撮り方
や、装備のアイデアなども、私ことですが、今月末に予定している
北海道遠征の参考にもなりそうです。
- 2016/02/06(土) 23:59:00|
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西日本へも寒波来襲中ですが...。
某鉄道雑誌の今月号、
煽りまくってますね(笑)
と、いうわけで、休暇もとって2月の渡道が決定しました。
ANAのマイルが貯まってますので、特典航空券にて...。
乗る飛行機に爆弾が仕掛けられたら嫌なので、日付は極秘(爆)
限られた日程、これからどこでどう撮るかのプラン作成です。
それにしても、同じ鉄道雑誌でも、こちらは...。
地味な特集ですね。
中学生の頃、難しすぎて「大人になったら、わかるだろう」と思い
買ってはみてたものの、大人になってもわかりません(笑)
執筆者が偉すぎて編集が手を入れられないとか???
しかし、本来の鉄道趣味には、こうしたものを地道に研究するための
「学術書」も必要で、調べ物には頼りになる雑誌です。
- 2016/01/23(土) 23:59:00|
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日頃撮影している鉄道写真を、「作品」として仕上げる場合
(これは、コンテストに出すとかでなく、個人的な記録写真
であっても)いわゆる「撮って出し」ではなく、「見れる形」
にするために、何らかの手を加えられることがほとんどだと
思います。
で、現在のメイン機材はキヤノンで揃えている関係で、RAW
現像は専らカメラに付属してくる「DPP」を愛用しています。
PCには「Photoshop Elements」もインストールされている
ものの、ほとんど使っていません。逆に言えば、「DPP」
だけで、十分用が足りております。
昨年、その「DPP」が、Ver.4に進化、より高速・高画質化
が図られ、新しい画像調整機能等も搭載されましたが...。
従来のVer.3から、扱い方が変わり、これまで便利に使って
いた「プラグイン印刷」ができなくなった(機器が対応して
いない...)ことから、しばらくver.3に戻っていましたが
ようやくマニュアル本を購入しました。
機器が対応しない、という事は、「新しいのに買い換えろ」
という事ですが、メーカーはしたたかですね。ちなみに、
サブ機で使っている EOS 50D も非対応なので、早晩買い
替えることになるでしょう。
今年は五輪イヤー、N社が気合いの入った新商品を発表した
ので、金額次第ですが、噂の5D MarkIVにも期待しています。
体調がイマイチ思わしくなく、撮影に出るのもままならぬ今、
なかなか奥が深く、基礎から勉強し直すのもまた楽し、です。
キヤノンDPP4完全マスター (Gakken Camera Mook)
学研パブリッシング 2015年7月刊
- 2016/01/10(日) 23:59:00|
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表題の本を買ってみました。
本文に登場する作例はすべて第一線で活躍中のプロが撮影したものばかり
なので当たり前ですが、質の高いものばかりです。
それぞれが得意とするテーマについてQ&Aでまとめてあり、読み応えのある
内容となっています。
一見、素人が聞くような質問にも、ロジカルに解説されているところは
勉強になりますので、皆様も、書店で手にとられてみてははいかがで
しょうか。
出版元の玄光社は、写真・映像関係を手広く扱う出版社ですが、近年は、
こうした鉄道関連の本にも力を入れ始めています。鉄道写真が、1つの
ジャンルとして、写真界にも大きなウェイトを占めるようになってきた
証でしょうか...。
- 2015/02/20(金) 18:05:00|
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